2011-05-07

facebookはどうして使いにくいのか

2013年3月20日 追記
この記事は約2年前に書かれており、ここで書かれているような点は大いに改善されているようです。いま、改めて読む価値はあまりないかもしれません。
今、気になる点をいくつか書き出しておくとすれば、次のような点があります。
・追加されていく機能に追いつくことがとても大変である
・PC、スマートフォンで出来る事が異なる
・プライバシーやセキュリティーで配慮しなくてはならないことが多くなった
・過去の情報を活用することが難しい (依存している証拠でもあります)

2011年5月7日
facebookが使いにくいということを良く聞きます。自分もそう感じます。未だ分からない事も沢山あります。そこで、何故使いにくいのか、あるいは、何故使いにくいと感じるのかについて、まとめている人がいるかもしれないと思い探してみました。結果、核心を突いていると感じられる意見がいくつもありましたので、ここに簡単にまとめておこうと思います。本当に簡単なまとめなので、ぜひ、UIの研究者の人達によってちゃんとした研究が行われると面白いと思います。(特に日本人ならではの部分など)

1. ページ構造の一貫性に欠ける

「ソーシャルメディア普及10000人実践会 - facebookが使いにくい理由」のブログの中で動画で説明してくれています。多くの方に引用されていますから、これに同感の人が多いのでしょう。
例えば、ヘッダー部分は共通なのですが、サイドナビの内容は「ホーム」と「プロフィール」では異なります。確かに、慣れていない状況では難しさを感じさせる一因になっていると私も思います。ヘッダーナビにあるコンテンツ単位では、背景色を変えてしまうとか、むしろもう少し大きな変化があったほうが、混乱は避けられるかもしれませんね。

2. ×印などのコントロールパーツの提示の仕方、あるいは持たせている意味が分かりにくい

私もなかなか分かりませんでした。ウォー ルでは×印はマウスをもっていかないと表示されませんし、そもそも×印は即座に消してしまうようなイメージがあるので、押すことに躊躇してしまいます。(私だけか?) しかも、×印を押した時に出てくるメッセージはそれぞれ違いますし、どうも好きになれません。


3. 利用者がfacebookで出来ることを把握しきれていない

「初心者はfacebookが提供するプラットフォームでSNSとして何ができるか分かっていないので、UIもなかなか理解できない。」という説明です。一理ありそうですが、個人的には、何ができるか分かっても分かりづらいUIのような気はします。

facebook側自身も、まだまだ発展中なので仕方ないのでしょうが、新しい機能を、どういうストーリーで利用者に理解してもらっていくのかを提供する前には考えず、提供しつつ考えているような印象があります。
機能が豊富であることを理由にしている方もいらっしゃいました。


4. 言葉の問題

新しい言葉がいろいろと出てきています。ウォールだとか、ニュースフィードだとか、あるいはシェアなど、分かるようで実際のところなかなか理解できませんでした。これは「3. 利用者がfacebookで出来ることを把握しきれていない」とも密接に関連するわけですが、「ウォール? 壁? なんで壁やねん?」と今でも思ってしまいます。
もう少し、適切な和訳、あるいは説明があれば良かったのにと思います。そうした議論も、以前、どこかで読んだ記憶があります。(すみません、記事は見つけていません)


5. ガイド本が少なかった。あるいは、回りに経験者が少なく教えてくれる人がいなかった。

私も何がなんだか分からない状態が長かったのですが、たまたま妻が買ったガイド本を読んで、使ってみようかと思う程度には理解することができました。facebook自身が用意しているガイドは私には合わないようで、なかなか知りたいことを知ることは出来ませんでした。

使いにくさを感じさせる理由はまだまだありそうです。番外としては、「使えるようになるところに喜びがあるのだから、これで良い。」というのもありました。そういう側面は確かにありますが、Apple 製品で感じるそれとは大分開きがあるように思います。
また、実名・顔出しでの情報発信に慣れていない人にとっては、使いにくいという印象を与えてしまうという側面も検討されるべきかもしれません。
本当は、日本人だから"使いにくい"と感じる部分を見つけたかったのですが、そこまでは至りませんでした・・・

最後に、使いにくさの核心を説明するもの、あるいは使いこなすヒントとしては、次のブログが参考になりましたのでご紹介しておきたいと思います。

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