いま、ハローワーク通いを始めていますが、主旨とは別に学ぶところが多くあります。
第一に感じるのは、読み書き、そして聞くことのスキルは相当必要で、説明会でも一瞬たりとも気が抜けません。こうしたことが不得意な方は、相当辛い思いをしていのではないでしょうか。あるいは、早めに挫折してしまうか、適当に流れにまかせて進めていこうといい加減になり失敗するケースも多いのではないでしょうか。
もちろん、ハローワーク側もそうしたことはとても良く理解されていて、実に手厚い資料、説明が提供されます。かつ、窓口でも辛抱強く対応を進めているようです。個人対応のサービスもいろいろと提供されています。しかし、それでも、読み書き等に困難を抱える方にとっては、この社会サービスを有効に活用することは難しいのではないかと感じられます。
まず、書類一つとっても、必要な事項がてんこ盛りであり、また視覚的な支援もされていませんので(レイアウトや文字のサイズの配慮など)、見ただけでどうしたら良いのか混乱し相当悩むのではないかと思います。集合での説明でも、視覚支援乏しく音声だけで、それも時には早口で、戻ることなく進まれるので、私自身も理解できなかったこと、聞き逃したことが沢山ありました。
思いつきですが、改善には次の二つのことが必要かなと思いました。
- 読み書きや、聞く・話すことに困難を抱える方の事を前提に資料を準備し、説明をする。
- 専属の相談者を付けること。
前者は学習障害等に理解のあるNPOと連携すれば、少しずつ改善していくことが可能だと思います。二つ目はボランティアとの連携の仕組みが提供されると良いと思いました。どちらも、地域によっては、何か実践しているところがあるかもしれません。
実は、NPO EDGEさんの幾つかのプロジェクトに参加する中で、就活の難しさは聞いて知っているつもりだったのですが、自分自身が体験し、より想像がしやすくなった今、改めて、問題を感じているところです。
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