2009-11-29

9月のある日

もう三月ほど前になりますが、ここにもコメントを寄せてくれていたある方が、お亡くなりになっています。仕事の打ち合わせでメールをするものの、何度送っても返事がなく、悪い予感がしていました。

その方とは、熱い議論を何度もさせていただきました。信頼できる大切な仲間の一人でした。年に一度、地方でのお仕事を手伝ってもらっていたので、その時はじっくりと飲みながら議論をしました。地元の魚とお酒、心からの議論、もうそれが出来ないと思うと悲しいです。

いつも障害のある方の視点からお話される方でした。少しでも当事者の方から離れたところに気持ちがあって、障害に関する活動をしているような人を見つけると、必要の無いくらい怒っていました。「あの先生と喧嘩しちゃいましたよ。だってあの先生・・・」と強く言いながらも、だんだんと苦笑いに変わっていきます。なんだかんだ言いながら、少し後悔しているように見えました。

この方、基本的にどんな人でも嫌いになれないのだと思います。好きだから、議論をしかけるんだと思います。そうなのに、あげく相手をされなくなると、とことん落ち込んでいたんだと思います。それが悔しい。もったいない。もっと受け止めて、もっと議論が出来たら・・・と思います。

三ヶ月たっても、何か事をするたびに思い出しています。
彼女だったらどう思うだろう。何て言うだうろ。
やっぱりしかられるだろうか。

心の中で生きています。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

・・・

この数ヶ月の間に、
高校の同級生が、
担任が、
親が、
そして近しい友人が
つぎつぎとガンと闘う羽目になっています。

それぞれ状況は違えど
励ますことすらこころがいたくなるようで
ただただ、話を聞くだけくらいしかできないもどかしさ

命の尊さ、
人生の時間、
いろいろ考えてもまとまらない

秋深しです。

きんじい

てん さんのコメント...

秋深し、コメントしようと思っていて出来ていないのですが、あの犬の写真はとってもいいです。犬の気持ちを想像してみたくなる、そんな写真でした。

真ん中はきんじいさんが石になったかと思いました。(^^;