少しずつ知られてきた「むずむず脚症候群」ですが、その本当の感覚をうまく伝えた表現には、なかなか出会いません。
「虫が這っているような感じ」が代表的な表現ですが、そんなには優しくないんです。
「不快」「針でなぞられるような」「むず痒い」「火照る」「じっとしていられない」・・・どれも近いけれど、これらの表現では、経験したことの無い人には伝わっていないと思います。
そこで、次のような表現を考えてみました。これなら、みんな経験することだから、分かってもらえるかもと思います。
「誰かに突かれたら悲鳴をあげそうなくらい痺れている時の足の感覚。精神の状態。」
この表現が少なくとも私にはあっています。
ただし、この状態には時間をかけて徐々になっていきます。
決して弱くなることはなく、だんだんと拷問のように強くなります。
我慢ができなくなると、自分で脚を動かします。すると、不思議なくらいその不快感が無くなります。
ところで、脚のしびれは脚にそのような神経があるのではなく、脳の中で作り出された感覚なのはご存じでしたか?
痛い、さわった、熱いなどの感覚が、混乱状態で脳に伝わり、それを脳がしびれているという感覚に置き換えます。詳しくはNHKのためしてガッテンが参考になります。興味のある方はこちらにどうぞ。
『見過ごすと命とり!? しびれ・体からのSOS』(NHK、ためしてガッテン、2008年04月09日放送)
むずむず脚症候群の感覚も、脚だけでなく、腕や下腹部でも感じますから、同じ理屈で感じている感覚なんだと思います。脳が、何かが足りなくて、情報処理を間違えているんだと思います。
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