2008-10-19
2008-10-14
病の起源 ~文字が生んだ病~ を見て(2)
ネガティブな感想から書くのは良くないと思うけれど、やや、
ディスレクシア = 特別な才能を持った人
というのが強すぎたかなとは思う。
私は、誰でもユニークな才能を持っているのだから、特段、やかましく言うほうが変だと思うのだけれども、過度にそう思われるのはやっぱり良くないと思う。仕事なんかで誤解を受けることも出てきてしまうと思うし、回りから勝手に才能を判断されるのも迷惑な話である。
2008-10-12
病の起源 ~文字が生んだ病~ を見て
期待に反する内容ではなく、勉強になる部分も多かったけれど、ディスレクシアが訓練によって克服できる障害であると理解してしまった視聴者が多いのではないだろうか。とても心配である。親の躾や環境のせいだと思ってしまう人が増えしまわないか。
番組の中では、エール大学のケン・ピュー所長が次のように発言している。
「読字障害の子供たちでも、適切な訓練を集中的に受ければ、文字を読むのに必要な左脳の39野と40野が、活性化して働くようになることが明らかになってきました。」
さらに進行役である鶴太郎氏が次のように続ける。
「学習のやり方しだいで うまく読めるようになるんですね。」
問題は、"うまく"と表現した部分である。
エール大学といえば、この分野では有名なサリー・シェイウィッツがいる。シェイウィッツ氏は確かに適切な訓練で文字が読めるようになるとは言っているが、流暢性まで克服できるとは言っていないはずである。つまり、読めることは読めるが"うまく"読めるようになるわけではないはずである。もしかしたら最近のケースでは、流暢性も獲得できるケースがあるのかもしれないが、それには、多くの努力と苦労があるに違いないはずで、それを「学習のやり方しだいで うまく読めるようになるんですね。」とくくるのは危険だと思う。
番組全体に関しての感想は、また、機会があれば書きたいと思います。
基本的には良い内容であったと思います。
番組の中では、エール大学のケン・ピュー所長が次のように発言している。
「読字障害の子供たちでも、適切な訓練を集中的に受ければ、文字を読むのに必要な左脳の39野と40野が、活性化して働くようになることが明らかになってきました。」
さらに進行役である鶴太郎氏が次のように続ける。
「学習のやり方しだいで うまく読めるようになるんですね。」
問題は、"うまく"と表現した部分である。
エール大学といえば、この分野では有名なサリー・シェイウィッツがいる。シェイウィッツ氏は確かに適切な訓練で文字が読めるようになるとは言っているが、流暢性まで克服できるとは言っていないはずである。つまり、読めることは読めるが"うまく"読めるようになるわけではないはずである。もしかしたら最近のケースでは、流暢性も獲得できるケースがあるのかもしれないが、それには、多くの努力と苦労があるに違いないはずで、それを「学習のやり方しだいで うまく読めるようになるんですね。」とくくるのは危険だと思う。
番組全体に関しての感想は、また、機会があれば書きたいと思います。
基本的には良い内容であったと思います。
2008-10-10
ベーリックホール
今年は じつに 忙しいです。
一歩一歩進めてきたことが、どっと動きはじめたような感じです。
メンバーにも恵まれていて、さらに加速されています。
大きなうねりが生まれるかもしれません。
そんな中、強く感じているのが、自分の新しい役目。
新しい段階をリードしていくのは、新しい人のような気がします。
私はぐんぐん伸びる枝葉ではなく、 根であり幹であることが求められているような気がします。
一歩一歩進めてきたことが、どっと動きはじめたような感じです。
メンバーにも恵まれていて、さらに加速されています。
大きなうねりが生まれるかもしれません。
そんな中、強く感じているのが、自分の新しい役目。
新しい段階をリードしていくのは、新しい人のような気がします。
私はぐんぐん伸びる枝葉ではなく、 根であり幹であることが求められているような気がします。
ある程度歳を取ると、みんなそんな風に感じるのかな。
2008-10-05
病の起源 ~文字が生んだ病~ に期待!
ご存じの方も多いと思いますが、NHK 病の起源シリーズの第4集では、読字障害が取り上げられます。
予告や関係する方から聞いた話では、「人類は文字が誕生してから5千年の歴史しか経てないので、文字に適応できない脳があるのではないか。しかし、それが脳の他の部分を特異的に生かすことにつながっている。」というようなストーリーのようです。
少し期待しています。
予告や関係する方から聞いた話では、「人類は文字が誕生してから5千年の歴史しか経てないので、文字に適応できない脳があるのではないか。しかし、それが脳の他の部分を特異的に生かすことにつながっている。」というようなストーリーのようです。
少し期待しています。
まったく私の個人的な想像にすぎませんが、最近、識字障害は次のように考えることもできるのではないかと思っています。
「文字を読むことに障害があるから・・・ではなく、
平面や立体イメージを処理することが特異的に長けているので、
あるいは、違う処理の仕方をするので、
文字の処理をかえってうまく発達させることができない。」
どこかに障害があるという考え方だと、私にはどうもしっくりこないのです。
平面や立体イメージを処理することが特異的に長けているので、
あるいは、違う処理の仕方をするので、
文字の処理をかえってうまく発達させることができない。」
どこかに障害があるという考え方だと、私にはどうもしっくりこないのです。
読字障害は学習障害の一つです。その学習障害のとらえ方は様々です。
私自身は、「学習することに障害のある人(Learning Disabilities)」としてとらえるのではなく、「学び方の違う人(Learning Differences)」としてとらえるのが良いと思っています。
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