Web Accessibility について議論されるとき、Machine-Readable という言葉がよく使われます。読み上げたり、拡大したり、視覚的な表現を変更する技術を支援技術といいます。この 支援技術は大抵はソフトウェア(マシン)ですから、そうした支援技術がコンテンツを解釈できるようにするためには、Machine-Readableにすることが大切なんですよ、ということを説明しています。
しかし、それであれば Machine-Understandable の方が適切ではいなかと思います。実際、そういう言葉もあります。そこで Google で普及具合を調べて見ました。
"machine readable" web accessibility : 134,000件
"machine understandable" web accessibility : 8,570件
こうしてみてみると、まだ readable が主流なんですね。
(semanticをキーワードにした場合は 390,000件: 47,100件となります。)
readable は WCAG2.0で言うところのレイヤーの一つ perceivable だけを実現すると思います。さらにoperableであり、understandable であることが求められるとするならば、Machine-Understandable"と呼んだ方が良いと、私は思うのです。
さて、とは言ってみても、、、
あと10から30年すると、tag なんかによらず視覚的な表現だけで人工知能が意味までも"理解"してしまうようになるのではないかと密かに期待しています。きっとその時に起こることは、出来の悪いAIの誤解釈に対する対策でしょう。つまり、「Kidproof Design」というような表現が出てきそうな予感がするのです。
子どもに失礼かな :-)